子宮脱や排尿のトラブルはいのちに関わる病気ではありませんが、生活の質を著しく低下させます。症状が気にならない場合には治療の必要はありませんが、悩みのタネという方は、適切な治療で生活が改善することが期待できます。
「どこに受診したらいいかわからない」「受診は敷居が高い」という方も、まずはご相談ください。
- 尿失禁(尿漏れ)
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症状
- くしゃみ、咳などでお腹に力が入ったときに尿が漏れる(腹圧性尿失禁)
- トイレに間に合わない(切迫性尿失禁)
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問診、尿検査などを行い、骨盤内の筋肉のゆるみ、膀胱炎、薬剤性、妊娠、糖尿病などから原因を探ります。骨盤底筋群をきたえる運動や、投薬による治療があります。
- 子宮脱・膀胱脱
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症状
- 肌の上から、腟の外あたりにピンポン玉様のものが確認される
- 尿もれ、排尿障害、性交障害、子宮周辺の違和感
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年齢に伴い、ある程度臓器が下がってくるのはほとんどの方が経験することです。問診や内診を経て盤内の筋肉のゆるみ、膀胱炎、薬剤性、妊娠、糖尿病などから原因を探り、症状の度合いによって治療を考えます。
例えば、骨盤底筋群を強くする運動や、リングを腟膣内に挿入し下がって来ないようにする方法、漢方薬や投薬の処方、または手術といった方法があります。
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